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優越を求める心が人を動かしていると考えたアドラー

アルフレッド・アドラー 心

■優越を求める心が人を動かしている

アルフレッド・アドラー Alfred Adler 1870年~1937年 は、オーストリア出身の精神科医であり心理学者で社会理論家です。

アドラーは、人間を根本的に動かしているのは、「優越を求める心」だと主張しました。

■フロイトと別れ個人心理学を創始

アドラーはフロイトの共同研究者でしたが、1911年にはフロイトのグループとは完全に決別し、個人心理学(アドラー心理学)を創始しました。

アドラーが育った家庭は、ユダヤ人の中産階級で、父親は穀物商を営んでいました。アドラーは、7人兄弟の次男でした。

アドラーはウィーン大学の医学部を卒業し、ユダヤ人が多く、中下層階級の人が多く住むウィーンで診療所を始めました。

1920年代には、アドラーは、教育、医学、心理学、ソーシャル・ワークなどを含む学際的な努力を通じて、子どもたちの精神的な健康のために革新的な考えを持つ心理学者として知られるようになっていました。

フロイトは、「抑圧された性欲」が、神経症の原因だと考えていましたが、アドラーは、これに対し神経症の原因は「抑圧された権力への欲求」だと言っています。

■すべての人は劣等感を持っており、それは努力と成長への刺激となる

「アドラーは、人間を根本的に動かしているのは、「優越を求める心」だと主張しましたが、優越を求める心は、同時に劣等感を生み出します。そしてその関係は裏と表の関係で「すべての人は劣等感を持っており、それは努力と成長への刺激となる」と彼は言っています。

しかし、劣等感に負けた時、人は病的になり、劣等感を回避するため、偽りを誇示し始め「この病的な劣等感こそが神経症の原因だ」と彼は考えました。

アドラーは、精神分析の手法ではなく、対人関係の中で個人をとらえ、教育の役割を重視しました。世界初の児童相談所をウィーンに設立し、やがて欧州全土に普及させました。

ナチスの台頭とともにアメリカへ亡命した3年後、アドラーはこの世を去りました。

わずかな著作、断片的な論文しか残っていませんが、競争社会の激化とともに、アドラーの理論は、心理療法やカウンセリングに幅広く応用され、その先駆性が高く評価されています。
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自分らしく生きたいと願っている方のために、心理学を学ぶブログ「日刊サイコロジー」を始めました。心のメカニズムを知り、自分の心の動きがわかると、他の人を理解しやすくなり、良好なコミュニケーションが生まれます。人生の処方箋記事も書いています。Kawai

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